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アメリカ大学院留学。結婚・出産後、Ph.D.取得。イギリス引っ越し、1年後アメリカに戻る。現在、妊婦ワ―キングママです。


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放射能汚染を気にしなくなった日本人

もうすぐ東日本大震災から半年が経とうとしている。東京では、震災後のような品不足や不便はとっくになくなり、アホテレビも震災などなかったかのようにバカ番組をたれ流し続け、人々は普段どおりの生活を営み、福島第一原発の事故の話題も日に日にされなくなっているらしい。「らしい」と書いたのは、私は震災が起きてからまだ日本には帰国していないので、実際にこの目で確かめたわけではないからだ。


私が震災後の日本の情報を集めるのに使うのは、もっぱらインターネットである。日本の新聞もテレビも見ていない、というか見たくても見られる環境ではないのだが。インターネットで情報収集していて最近本当に恐ろしいと思うのは、放射能汚染を気にしなくなっている日本人が増えていることだ。敢えて気にしないようにつとめているようにも見える。震災後にはマスクをしていた人たちも、暑い夏を迎えると同時に、いやその前から、とっくにマスクなしで外出している。外部被曝と内部被曝の違いについて説明できるようになった日本人も、では自分や自分の家族の内部被曝を阻止するために、食べるものに十分気を遣っているかといえば、そうではなかったりする。逆に、「被災地支援」の名目のもとに、あえて福島産の野菜を買って農家を応援していたりする(イコール、即内部被曝である)。


一見平和そのものに見える日常の中に身を置いていると、ついつい感覚が麻痺してきて、放射能汚染問題はもう終わったかのような気持ちがしてくるのかもしれない?いやいや、とんでもない。


大手メディアは明確に伝えないが、福島第一原発の事故は収束しておらず、いまだに気を抜けない状況が続いている。使用済み核燃料をどう取り出すかも核廃棄物をどう処理するかの技術も、日本にはない。福島第一原発の様子をライブで伝える「ふくいち」カメラが、不気味な水蒸気が出ている様子や、発光している様子を時々映し出しているように、放射能はこうしている間も原発から放出され続け、海を、空を、土壌を汚し、人間の体を蝕んでいる。外から内側から。


確かに、日々の生活の中で、放射能のことばかり気にしていては、疲れてしまう。どの野菜が放射能が少ないか、どこ産は大丈夫か、肉は、魚は、乳製品は、野菜ジュースは、化粧品に使われている魚由来のコラーゲンは・・・。でも、本当に悲しいことだが、何も気にせず、おいしいものを食べられる、安全な商品を買える日本は、なくなったのだ。これだけ政府の無策のせいで放射能封じ込めに失敗し、放射能に汚染されたがれき処理を他県が行ったり、放射能を含んだ汚泥を建築用セメントに使い、さらなる放射能汚染が拡大し、福島の魚が三重県産と名を替えて売られたりしているなど、色々な産地偽装の話も耳にする日本社会で、本当に安全な場所などないのかもしれない。だからこそ、「疲れてしまう」「面倒くさい」「どうでもいい」などと言わずに、放射能汚染の問題を直視し、皆が知恵を出し合って、どうにか放射能被曝を少なくする努力(放射能を少なくする調理法などは一例)を個人個人でしていかなければならないのだ。


大切な故郷の地が放射能に晒され、人の住める場所ではなくなったため、移住した人がたくさんいる。首都圏でも、いわゆるホットスポットと呼ばれる、特に放射能に汚染された地域に住む人も同様だ。既に低量被曝の症状(鼻血、下痢、疲れやすい、だるい、熱、咳、ほくろの増加、紫斑などさまざま)に苦しむ人々が増えている。そうしたニュースはテレビや新聞はなかなか伝えない。御用学者やクソ医者は、甲状腺にすでに線腫が見つかっている(まだガンではない)子供たちのことを、いまだに「放射能のせいではない」という。福島にボランティアに行った元気な働きざかりの人が、帰ってきて1週間で、急に心筋梗塞で亡くなったりしている、という例が出始めている。セシウムは心筋にたまるので、放射能と心臓病の密接な関係は、チェルノブイリのときから指摘されているそうである。本当に悔しいことだが、原発のせいで、心筋梗塞や癌などの病気になる人は増えるだろう。


自分はホットスポットに住んでいなくてよかった、移住せずにすんだ、という問題ではない。ホットスポットが生まれた理由は、単に、原発が爆発した日の風向きのせいだけである。今も原発から水蒸気が出ているのは、原発がメルトダウンし、メルトスルーし、地中に融けた核燃料がしみだしていって、地下水脈にぶちあたったためだ、と言っている科学者もいる。真相は分からない。原発敷地内には、放射線がいまでも高すぎてだれも近寄ることができない場所があるのだから。ということは、今後もヤバい放射性物質が風に乗ってやってくれば、新たなホットスポットが出来ることは十分に考えられる。東日本にとって、移住は誰にとってもひとごとではない問題なのだ。


科学的知識が詳しくない私にはよく分からないが、チェルノブイリは爆発後9日目ですべてコンクリートで覆ったため、爆発9日以降の放射性物質放出はなくなったといわれる。福島原発は半年後も放出し放題。コンクリートで覆えない理由は何なんだろう。中の温度がまだ高すぎるから?チェルノブイリのときは炉心もろとも爆発してしまったからむしろやりやすかったのか?分からない。このまま手をこまねいていてもいいのだろうか。これだけの環境汚染を引き起こして、なぜ誰もちゃんと罪に問われていないのだろうか。なぜ政府はいまだに放射能封じ込めと反対の政策を取ろうとしているのか。なぜ、これだけのチェルノブイリと福島の放射能汚染から、人間は学ばないのか。


放射能の問題について私が危機意識をずっと持ち続けていられるのは、一つには日本に住んでいないから、ということもあると思うが、もう一つには、チェルノブイリの事故のすぐあとに読んだ、広瀬隆著「東京に原発を」という本が強烈すぎて、反核にはずっと興味を持ち続けてきたからだ。当時私はまだ子供だったが、本は大好きだったので、よく戦争もの(「ガラスのうさぎ」「火垂るの墓」とか「トットちゃんのうた」に代表されるような戦争文学など)を読んでは、世界中のすべての核兵器が廃絶され、戦争がなくなることを願っていた。原発に関しては、広瀬氏の本を読んでいながらも、「クリーンなエネルギー」という原発推進派の嘘を恥ずかしながら信じてきてしまったが・・・。そうではないことが分かっている今、原発を容認することはもうできない。


広瀬氏も他のジャーナリストも指摘しているが、原発がすべてなくなっても、日本の電力は足りている。


原発がなくて、一般の人が困ることはない。


原発がなくなって困るのは、原発でたらふく金をもうけてきた原発推進派の政治家、御用学者たちである。こういう輩に、原発の恐ろしさをちゃんと分かっていない知的弱者たちが利用されているのだ。


広島・長崎に原爆を落とされた被爆国日本、そしてこんな狭い地震大国日本に、55基もの原発があるのはおかしい。アメリカ(104基)、フランス(59基)に続いて世界第三位の数である。


大手メディアが一部を除いては反原発の言説をいっさい載せなくなっている。反原発の発言をした芸能人が仕事を干される。反原発イコール「左翼」という言葉で片付けられる。原発推進派(原発マフィア)が工作員を使って、反原発を訴えるジャーナリストを攻撃する。反原発の運動に参加したら就職できなくなるかもしれないと不安がる学生がいる・・・。何かおかしくないか。日本がおかしくなってる。福島だけが危ないのではなくて、他の原発だって、同様の事故をいつ起こすとも限らない。大好きな日本がこれ以上汚染されないためにも、今すぐすべての原発を止めなければならないのに、必死でそれを阻止しようとしている権力がある。



アメリカにいてもできることを見つけた。それは原発反対の署名運動だ。ネットでいくつか見つけたが、手始めに、


「さようなら原発1000万人アクション:脱原発・持続可能で平和な社会をめざして」


の署名用紙をダウンロードして、署名した。他にもアメリカにいる友達に署名したい人たちがいるので、彼らにも署名してもらってから、日本の本部に郵送するつもりでいる。英語バージョンもあるので、facebookでも紹介しておいた。別の団体の反原発の署名にも随時参加する予定である。


私の周りでも、日本の友人たちの中には、放射能汚染にあまり気を遣わない人が増えている。そういう人たちからすると、私は変人扱いかもしれない。でも、左翼扱いされようが、パラノイア扱いされようが、放射能汚染に関しては、何しろ子供の頃から筋金入りの興味と高い問題意識を持ってきているので、そう簡単にはこの意識は変わらないし、変えるつもりもない。何と言われようと、私は、いますぐ日本の全ての原発を止めなければいけないと思うし、そのために個人で出来ることをこれからもしていくつもりだ。

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