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アメリカ大学院留学。結婚・出産後、Ph.D.取得。イギリス引っ越し、1年後アメリカに戻る。現在、妊婦ワ―キングママです。


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なぜ日本人の英語のプレゼンは下手なのか

シカゴでの全米応用言語学学会2日目。


ホテルの部屋が空調をつけても寒く、またしてもあまり熟睡できぬまま朝になった。8時15分からのセッションに出席しようかと思っていたが、部屋にドライヤーがついていなかったため、濡れた髪で外出するのがはばかられ(何しろ気温が零下5度である)、結局朝3番目のセッションからの出席になった。一度にセッションは20ほど行われており、参加者はそれぞれの時間帯で興味のあるテーマの発表を聞きにいくという形である。高校で行われる文化祭のクラスごとの出し物みたいな感じである。


今日は午前・午後といくつかのプレゼンを聞く中に、日本人のプレゼン、他のアジア人のプレゼン、そして英語のネイティブスピーカーのプレゼンがあった。特に比較しようと思ってはいなかったが、日本人のプレゼンの下手さにはがっくりした。彼らの中には、日本の大学に所属していて、学会発表をしにアメリカに来ている人もいるが、大多数はアメリカの大学院の博士課程に留学している学生か、アメリカの大学で教鞭をとっている日本人である。もちろん、中にはかなり若い時からアメリカに来ていて、ほぼアメリカ人化した日本人もおり、プレゼンの上手な人もいるのだと思う。


しかし、あ、日本人のプレゼンだ思って聞いてみると、まあ、アメリカの博士課程に在籍している学生であろうと、アメリカの大学の教授であろうと、揃ってプレゼンが下手なのだ。多少のアクセントについて言っているのではない。相手に伝わる英語でさえあれば、英語に母語の影響によるアクセントがあるのは別に問題視されない。それこそ、文化・エスニシティーのアイデンティティの表れと理解される場合も多い。ここで言っているのは、日本人が、英語の上手い下手に関わらず、説明が要領を得ない、アイコンタクトが取れない、同じことを違う言い方で繰り返す(冗長)、原稿を読んでいる、20分間のプレゼンに強弱がなく、すべて同じ調子の口調で説明が進むため、眠気を誘う、英語がつっかえる(文がブツ切れになる)、といった特徴を持っているため、プレゼンが異常に下手に見える(聞こえる)という事実である。


考えてみると、これらの特徴は、何も日本人が英語を話しているときに限らないことに気づいた。そういえば、日本で以前勤めていた学校には、こんな特徴で下手な日本語のプレゼンをする校長、教頭、教員など、わんさか居たのだった。何を言いたいのか伝わってこない、思いも伝わってこない、眠くなる・・・


一方、英語話者のスピーチ、プレゼンは、(少数の例外を除いて)、概して上手い。話が的を得ている。アイコンタクトをしっかり取り、パワーポイントを読みあげるだけのプレゼンではなく、こちらに訴えかけてくるものがある。口調をときには変え、声量も上げたり下げたり、聴衆も引き込んだインタラクティブなプレゼンをする人も多い。それが、フツウの、どこにでもいそうな、特に頭がいいというわけではなく、本当に一般のアメリカ人も、プレゼンが上手い。


ネイティブスピーカーでなくても、例えばメキシコ人なども上手い。彼らの英語は完全にスペイン語訛りが残っている。つっかえることもある。それでも、引き込まれてしまう何かがある。


これは決して遺伝などではなく、教育によるもののような気がする。アメリカ人は小学校から、自分をどう表現するかを学校で教えてもらう機会がたくさんある。プレゼン、ディスカッションなど、周りとインタラクティブな交流をしながらの学びの機会が多くある。それに比べ、日本の学校は、ほとんどの時間を教師から生徒への一方通行の講義形式の授業に費やしており、仮にプレゼンやディスカッションの機会があっても、それは一部のおしゃべりな生徒がしゃしゃり出てくる時間でしかなかったり、自分をどう表現するかという観点から指導されていなかったりする。言葉の話し方、伝え方について学ぶ機会はない。その結果、プレゼンの仕方をまともに習ったことのない日本人が作られる(私も、きちんと指導されたことはない。周囲のアメリカ人を見て学んだ。)


韓国人もプレゼンの下手な人が多いが、中国人や台湾人は英語のプレゼンを結構うまくこなしてしまう人が多い(英語が下手でも)。


明日は3日目。一人ぐらい英語のプレゼンのめちゃくちゃ上手い日本製の日本人、に会ってみたいものだ。

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