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アメリカ大学院留学。結婚・出産後、Ph.D.取得。イギリス引っ越し、1年後アメリカに戻る。現在、妊婦ワ―キングママです。


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日本人にとって最も発音が難しい英単語とは?

周知の通り、日本語は英語から見て、アラビア語と並び最もかけ離れた言語の一つです。統語的に見ても、文法的に見ても、音韻的にも、形態論的に見ても、これだけ何から何まで違う言語もないと思います。


だから、日本人が英語を学ぶのも英語話者が日本語を学ぶのも、同様に大変なのですが、強いていえば、音韻的には、英語話者が日本語を学ぶ方がハードルははるかに低いです。日本語には母音が5つしかないですが、英語には14とも16とも言われています(文献によって異なる)。


日本語にあって英語に存在しない音、というのはもちろんあります。たとえば、ラ行の音、ラリルレロを発音するとき、flapping soundと言われる音を出すのですが、これは英語のLでもRでもない。どちらに近いかといえばLですが、ローマ字表記ではRA, RI, RU, RE, ROであって、LA, LI, LU, LE, LOでないのが面白いですよね。他に、「ん」の発音が、その前後につく音によっては難しくなる。例えば、「雰囲気」はローマ字表記ではfunikiとなるため、アメリカ人の日本語学習者は「ふにき」と発音してしまう。さらには、イントネーションの区別(「橋」と「端」と「箸」)、長音と単音の区別(「意地」と「イージー」)、連濁音(単語が二つ以上連なったときに後ろが濁音になること:例えば「靴」と「箱」で「くつばこ」と濁る)が彼らが苦労する点の代表格です。


とはいえ、日本語学習者が音の発音そのものに苦労することはほぼないと言ってよいでしょう。一度覚えてしまえば、50音を見たとおりに発音すれば良いので、音韻的には彼らにとって大変な言語ではないのです。ラ行の音をLで代用したところで、意味的に問題が生じるわけでもないしね。


逆に英語にあって日本語に存在しない音は山ほどあります。日本人はじめ、アジア人にとって苦難となるのはLとRの発音と聞き取りであるというのは、日本人にも英語話者にもよく知られた事実です。日本人や韓国人をからかうときに、わざとLとRを逆に入れ替えて発音したり(そしてそれを聞いた日本人や韓国人は違いが聞き取れない)という、日本人からしたら笑えないジョークは、軽い意味あいのものから、蔑視的なものまで、TV番組や映画、アニメーション、You Tubeのビデオなど、至るところで使われています。


例えば、"America, fuck yea!"でお馴染みの、2004年のアニメーション映画「Team America: World Police」の中で、友達のいないキム・ジョンイルが哀れっぽい声で"I'm so ronery~ so ronery~"(本当はもちろんlonely)と歌うシーンなど、アメリカ人は大爆笑です。


さて、それではLとRの発音が、日本人にとって最も難しい英語の発音なのでしょうか。


答えは×。それではTHの発音?thrall, length, the, など、確かに、日本人にとっては練習が必要です。thにてこずるのは日本人だけではないですよ。グルジア人の英語話者だって、グルジア語にはthの発音がないため、thinkがsink(沈む)やtink(?)になってしまいます。でも最も難しい音に比べれば、Thの音はかなり単純明快なほうだと言えます。


それではmagicのgとmusicのsの区別?日本語だとどちらも「ジ」。これもウルトラB級程度の難易度でしょう。


実は、英語で最も難しい音は、日本の英語の先生にも認識されていないほどのものなのです。おそらく、日本の英語の先生でも区別して発音したり聞き取ったりできる人はごく僅かだと思われます。それは、以下の単語の第一音節の発音です。


yeast (酵母)


year (年)


yeehaw (ヤッホー!)=カウボーイの掛け声


さあ、どうでしょう?一見簡単に見えますが、アメリカに長くいる日本人でも、98%ぐらいの人がこれらの単語を以下のように発音しています。


east (東)


ear (耳)


eehaw (意味不明...中国語のニーハオに間違えられるのが関の山でしょう)


英語を専門とした言語学で博士号を取った日本人教授(アメリカ在住30年)でも聞き分けが出来ないとクラスで言っていました。そんなわけで、この発音の区別は日本人にはウルトラE級であると確信しています。しかも、日本人のほとんどは、間違って発音していることにすら気づいていない!ネイティブレベルの人でもね。


日本人の友達とアメリカ人の友達が会話をしていたときのこと。(私は同じテーブルで食事をしていました)


日本人"So I have been studying English for many years."


アメリカ人"Oh, you've been studying English for many EARS!?"


日本人"Yeah."


アメリカ人"Are you sure? Many EARS?" (ぷぷぷと噴き出して笑っている)


日本人"Of course."(まだ気づいていない)


・・・というような会話があったのですが、この日本人の友達は最後まで何故笑われているのか全く分からず、狐につままれたような顔をしていました。何で笑われているか日本語で教えてあげたのですが、それでもよく分かっていないみたいでした。


実は、このyeast, year, yeehawの第一音節の音[ji](yi)は、英語でも使われるのが稀な音なのです。[je](ye)ならそれほど難しくはないのですがね。例えば以下の音は日本人でも簡単に発音できます。


yes


yeah


yesterday


など。


[ji](yi)をどう発音するかは、なかなか口では説明しがたいのですが、舌の中間部に力が入って上に盛り上がる感じです(何のこっちゃ、と思われるかもしれませんが、それしか言いようがありません)。yeastではなくeastの場合は、舌に余計な力は入りません。それこそ、日本語の「イ」を発音すればOKです。


 


 


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