Welcome to my blog

Towed away

停めた車が20分後には跡形もなく消えてなくなっていたら…?レッカー移動されることがあるとは分かっていても、自分の身に起こるとなると、頭がなかなか事実を受け入れられないものだ。

最近、コロンバスの目抜き通りNorth High St.にお手頃価格で野菜たっぷり、おいしい地中海料理屋が出来たので、よく通っている。隣に客足の少ないマクドナルドがあり、がら空きの駐車場があるので、これはいいと思い、車を停めて、マクドナルドは素通りで隣の地中海レストランに入ってささっと食事を済ませて出てくることにしている。


ところが昨日、いつものようにほんの20分ほどで食事を終えて出てくると、車がない!!!

皮肉にも、この日に限ってレストランを出際に、ウェイターに「この店の駐車場はあるの?」と聞いたのだった。「ないんですよね。でもマクドナルドには停めていないよね?え、停めたの!?でっかい男たちがたむろしているの、見なかった?常にチェックしていて、マクドナルドへの客ではないと分かると、すぐにtow away(レッカー移動)するんだよ、気をつけて。たぶんあなたの車も持っていかれたかも」とウェイターに言われたのを思い出すも、時すでに遅し。。。

そういえばマクドナルドの入り口付近には、いつも大柄で、あまりガラの良くない黒人の男たちが3人ほどたむろしているとは思っていたが、まさかマクドナルドの客以外が車を停めないように見張る仕事をしているのだとは思いもしなかった。


マクドナルドのマネジャーに聞くと、彼らはマクドナルドに雇われているのではないらしい。本当のところはわからないが、どうも怪しい気もする。というのは、駐車場の持ち主はマクドナルドであり、彼らを雇ったレッカー会社ではないからだ。別に雇われているわけでもないのに、マクドナルドへの客かどうか常に見張り、そうでなければ即レッカー車を呼んで移動させ、金を儲けている奴がいるということか。

ガラの悪い黒人と話す気にはならず、看板に出ている電話番号に電話をかけると、レッカー先の住所を教えてくれた。歩ける距離ではないが、さほど遠くもなく、少しほっとした。友達の中には、車をレッカー移動されて、かなり遠くの町まで取りに行かざるを得なかった人もいるからだ。とはいえ、車と引き換えに152ドルも払えという。日本で自転車を撤去されたときには2000円で済んだのに…15年以上前のことだが。

法外な値段に頭に血がのぼりながらも、ATMに行って現金を引き出す。苦学生にとって150ドルがどれほど大金だか分かってるのか!!!15分ほど待っているとタクシーが通りかかったので呼び止め、住所を告げると、「ああ、impound(押収されたもの)のあるところね」と言われた。同じ目に遭ったことのある人は予想以上に多いとみえる。

主要道路から少しはずれたゲットーのようなところに、それはあった。雨が降りしきり、辺りも暗くなって、余計におどろおどろしい雰囲気が漂う。小さな事務所に入って車種を告げ、IDを見せ、金を払ってサインをすると手続きはものの数分で終了。レシートに書いてある文章を見ると、どうやら1日で18ドルの保管料が取られるらしい。ということは、その日に取りに行かず、10日ぐらい放置して取りに行ったりすれば、合計で300ドルを超える金額を徴収されるわけだ。そんなことは最初にレッカー先に電話をかけたときには一言も言っていなかったが。

車の保管所へのものものしい巨大なゲートがあき、中に入っていくと、持ち主の現れない哀れな車が数十台見えた。1〜2時間前にレッカー移動されたばかりの私の車は当然ながら一番手前にあった。ウィンドウにクレヨンで日付が書かれ、落とすのに少し時間を要した。アメリカ人と違って日本人は車を大事にするんだよ!ウィンドウにクレヨンで文字を書くとは何事か!

少し前に見た映画「ファイト・クラブ」を思い出し、主人公が保険会社を次々と爆破したシーンを頭に描く。レッカー会社もマクドナルドも火の海と化す、かなり過激な想像をしつつ、帰路につく。


ただ、考え方を変えれば、不幸中の幸いとも言える。車に別に傷はつけられていない。パーキングブレーキの引き具合がいつもと違ったので、ピッキングで車内にも立ち入ったことが分かったが、カーナビも盗まれてはいない。そして、別に事故に遭ったわけではない。誰も怪我をしていない。レッカー先はタクシーで8ドルぐらいで行ける距離のところであった。アメリカでレッカー移動にあった日本人はそんなにたくさんはいないだろう。普段なかなか出来ない経験ができた。(←かなり無理やりなポジティブ思考…。)この経験で学んだことは、もちろん安易に駐車をして車から離れないようにすることはもちろんだが、アンラッキーな目にあったときには、発想を変えて、その逆境の中でもどういうふうに「良かった」点があるかと考えてみることかもしれない。


Related Entries

Comments 0

Leave a reply