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アメリカで車の保険に入るには 【その2】

【その1】ではアメリカの車の保険の入り方、そして留学生にとってはいかに車の保険が高いものであるかについて述べました。【その2】は保険料を下げる方法についてです。

State Farmという大手保険会社の高額な保険にとりあえず加入し、翌日晴れてディーラーに行って車を取ってきました。せっかく全額支払ってしまったことだし、6か月は我慢して、次の保険更新のときに別の会社に乗り換えようかとも思ったのですが、日本での運転歴、そして無事故歴がここで反映されないことにどうしても納得がいかず、早速ネットでリサーチを始めました。

まず、同様に悔しい思いをしている日本からの駐在員や留学生がアメリカには多いのではないかと思い、日系の保険会社がそのようなニーズに向けてアメリカでの車の保険を取り扱ってはいないかどうか調べました。


ただ、日本では対人事故について「無制限」にお金が下りるというような保険は普通ですが、アメリカでは保険が下りる限度額が決まっているので、そういう違いによる難しさもあるのか、日本の保険会社でアメリカの車の保険を売っている会社は見あたりませんでした。唯一、AIG保険という会社が、(直接アメリカの車の保険を売っているわけではありませんが)日本での運転歴を考慮してもらえるように、提携しているアメリカの保険会社に話をつけてくれるという仲介サービスを行っているのが分かりました。

ただし、このサービスを受けるには渡米前で日本にまだ滞在しており、時間的にも余裕がなければいけない上に、この保険会社が売っているなんらかの保険にすでに加入している必要があり、それは決して安いものではないので、やや疑問を感じました。本当のところはわかりませんが、AIG保険はちょっと経営がヤバいというような話も聞いたことがありますし、どちらにしても、すでにアメリカに住んでいる私には当てはまらない保険サービスなので、結局アメリカの保険会社に入るしかないという結論に至りました。

次に、ネットで再び、各保険会社を比較するサイトで見積もりを出してみました。大手ではないし経営状態がどうなのかは全く分かりませんが、Progressiveという保険会社が安いようです。ここの保険に入っている、という日本人の書き込みも見つけました。同じようなサービス内容で、アメリカでの車の保険加入歴がないという条件で見積もりを取ってみたところ、6か月で745ドルほど、ネットで加入することによるディスカウントが受けられるので、実際に加入した場合は650ドルちょっとになることが分かりました。

いくつかの保険会社からメールももらっていましたが、American Familyという保険会社(日本でもアフラックなどでお馴染み)だけが、封書で見積もりを送ってきました。営業所がすぐ近くにあることが分かり、しかも直筆の手紙まで同封されていました。言うまでもありませんが、アメリカ人が直筆で手紙を送ってくることはあまり多くはなく、企業であればなおさら珍しいことです。日本では、感謝の気持ちを表したり、相手の心に訴えかけるには直筆の手紙が望ましいという文化がありますよね。年賀状に直筆で一言添える、とか、お中元やお歳暮を贈るときに合わせて葉書を書いて送るという文化です。なぜか、このAmerican Familyという保険会社の直筆の手紙に心を打たれてしまい、手紙を受け取ったその日に、営業所に出向くことにしました。

オフィスはビルの一階で、小さく小奇麗な感じを受けました。社員は2人で、保険を取り扱っている男性とそのアシスタントの女性。感じも良く、手紙を受け取ったのでオフィスを訪れたことを言うと、とても感謝されました。

早速、より正確な見積もりを取るために、個人情報や車種、免許番号などをコンピューターに入力してもらい、日本での運転歴も話しました。すると、何とAmerican Familyでは私の日本での15年の運転歴が考慮してもらえたのです!営業所員いわく、「私たちは顧客がアメリカでいつ運転免許を取ったかではなく、どれぐらいの運転歴があって、今までにどれぐらいの事故歴があるか、実際に即した情報を重視しているのです」とのこと。素晴らしい!!!

しかも、SSNがあるかどうかなど一切聞かれませんでした。

【その?】で述べた、保険会社から受けられるディスカウントについてですが、アメリカでの運転歴やSSNの有無に加え、保険会社にもよりますが、車種やメーカーによっても受けられます。例えば、あまりに古い車に乗っていたりすると、壊れやすい、事故を起こしやすい、とみなされ、保険料が上がったり、その逆に新しめで事故歴のない車だと保険料が下がったりします。他には、ガレージが吹きっさらしの駐車場なのか、屋内なのか、天井があるのかによっても保険料が変わります。面白いのは、赤い車は事故が多いとされているので、赤い車の場合は保険料が上がるシステムを取っている会社があることです。

そのほかに重要なのは、アメリカでの保険加入歴があるかどうかです。これはAmerican Familyでも聞かれました。加入したのがつい2日前ではありましたが、私がすでに保険を持っていることには違いありません。State Farmでもらった保険証書を見せ、無事、ディスカウントを受けることができました。つまり、State Farmで高額な支払いをして保険に入ったことは、無駄ではなかったのです。前にも書きましたが、キャンセルはいつでもできます。電話一本でOK、後日返金のチェックが送られてくるはずです。アメリカで初めて車を購入して保険に入る場合は、まずどこかに入っておいてから、数日後、その保険証書を持って別の保険会社の営業所に出向きましょう。すでにクレジット(信用)があるとみなされ、ディスカウントが受けられます。


あとは、アメリカに来たらすぐに運転免許を取りましょう。普通は運転試験とペーパー試験を受けなければなりませんが、オハイオ州の場合は、HilliardにあるDMV(Cemetery Roadに事務所があります)においてのみ、日本人とフランス人とドイツ人だけは、自国の免許証、国際免許証、パスポート、I-20(留学生に発行されるビザ関係の書類)を持参して25ドルを支払えば、試験免除ですぐにオハイオ州免許を発行してもらえます。いったい何故、この3カ国の出身者だけが優遇されているのかは見当もつきません。

さて、State Farmでは、保険料を下げるために様々な項目のリミット(保険金)のレベルを下げざるを得なかったことは【その1】で述べた通りです。American Familyではそれらを元に戻して、より良い保険内容にしたにも関わらず、保険料は6か月で$470でした。ほぼ半額です!1年にすると約9万円ちょっとで、日本の車の保険並みの値段です。6か月ごとに保険内容を見直しできるので、さらに下げることも可能だと思います。

車の購入では様々な中古車ディーラーを回るのが大切ですが、保険の加入でも、色々な営業所を回ったりネットでリサーチすることが大事だと実感しました。State Farmの高額な保険はすぐさまキャンセルしましたが、電話では理由を聞かれました。日本での運転歴を考慮してもらえたと話すと、驚いていました。どこの保険会社か、と聞かれました。対応の様子からすると、アメリカ以外での運転歴を考慮してもらえる保険会社はあまりないのではないかと思われます。

とりあえず1年で10万円ぐらいの節約になったのは自分でもびっくりです。浮いたお金でカーナビはもちろん、年間のガソリン代も全額支払えるぐらいですね。やった〜!
泣き寝入りはいけません。

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