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アメリカで車の保険に入るには 【その1】

アメリカでは州ごとに法律が異なりますが、オハイオ州法では、保険に入らずに車を運転することが禁じられています。日本では自動車の保有者は必ず入らねばならない自賠責保険と、車両保険などの任意保険とがありますが、アメリカでは保険に入ること自体はすべて個人の責任に任されています。よって、車を購入したからといって自動的に保険に加入することにはならず、自分で保険会社を見つけて加入しなければなりません。

車を購入する際の手続き上の書類の中には、このオハイオ州法を理解し承諾したということを示す紙切れも含まれていて、これにサインさせられます。保険に入らずに車を運転したことが分かると逮捕されます。

アメリカでは驚くほど手軽に保険に加入することが出来ます。インターネットの検索機能で、"car insurance" "Columbus"と入力するだけで、コロンバスにある保険会社だけでなく、各保険会社から見積もりを出してもらって比較することができるサイトなど、ずらっと出てきます。氏名、住所、生年月日、車種、必要な保険などを入力すると、すぐにその場で金額が出てくるものもあれば、次の日になってから、より正確な見積もりを出したいから連絡するように、とのメールが届く場合もあります。カードで料金を払いさえすれば、ネット上で保険契約することもできて便利です。

ただ、私には、保険というのは、ちゃんと営業所に出向いて社員と顔を合わせて説明を受けてから加入するもの、という日本人的な(?)感覚があったので、先に車を購入して保険に加入した友人から紹介された、State Farmという大手の保険会社の営業所に出向いて話を聞くことにしました。家からバス一本で15分ほどで行けるので、いざという時にも近所の営業所のほうがいいだろうという考えもありました。

その友達の話では、full coverage(強制保険であるAutomobile liabilityだけでなく、車両保険や医療保険、無保険の車両にぶつけられたときにも出してもらえる保険なども含むもの)で、6か月でだいたい300ドルほどということでした。

ところが、出してもらった見積もりはというと、6か月で$999.64、ひと月の支払い額は$166.61という、法外な金額。1年にすると約20万円!開いた口がふさがりませんでした。日本で車に乗っていたときも完全にすべてカバーする保険(東京海上)に入っていましたが、それでも1年での支払い額は10万円は切っていたと思います。

かたや6か月で300ドルの保険で済んでいる人がいる一方で、なぜ私は999ドルなのか。これは、アメリカの保険は会社によって様々なディスカウント方式があるためです。State Farmの場合(また多くのアメリカの保険会社も同様)、アメリカ以外での運転歴は考慮されないため、いつ「アメリカで」免許を取ったかが問題になります。私は昨年の10月にオハイオ州で免許を取得したので、ここでの運転歴は1年未満。日本での運転歴が15年あるにも関わらず、それは一切考慮されず、初めて免許を取った16歳の高校生と同様の扱いになってしまうのです。日本での事故歴もなく、アメリカでの運転は2000年から(国際免許で)経験があるというのに、あまりに不公平じゃないですか。

他に、私が受けられなかったのが、SSN(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)があるかどうかによるディスカウント。90年代は特に仕事がなくても取得可能でしたが、9・11以降、取得が厳しくなり、留学生は何か仕事をしていない限り取得ができなくなってしまったものです。この番号はアメリカ人であれば、生まれた時に割り当てられる番号で、まあ平たく言えば、国家が国民を管理するための番号とでもいいましょうか。この番号は、免許の取得でも、携帯電話の契約でも、何かと記入を求められる番号で、これが無い私は携帯電話(AT&T)のネット上のアカウントが未だに取得できない状況で非常に不便です。住所変更一つ取っても、わざわざ営業所まで出向かねばならないし、携帯のプラン変更でも、ネットのアカウントがあれば簡単に変更できるのに、カスタマーセンターにわざわざ電話をしないといけないのです。(注:後日、SSNは仕事を始めたときに自動的に付与されました。)

他には、今回の車が初めての購入だったため、以前に車の保険に入っていた記録がないことで、クレジット(信用)が無い、という扱い。2000年以降、何度もアメリカを旅行して車をレンタカーする都度、高い保険料を支払ってきたというのに。もちろん、レンタカーを借りたことがあるとかは、考慮に入れられません。

結局、ディスカウントを受けられたのは事故歴がないことぐらい。といっても、やはり免許取得から1年にも満たないということで、一気に保険料が倍増したのが一番の理由だということでした。

ともかく次の日にはディーラーに車を取りに行く予定だったため、キャンセルは後日でも出来ると思い、この日にState Farmの保険に加入。本意ではありませんでしたが、強制的に入らねばならない保険以外で、削っても支障ないものは削り、合わせて加入するとディスカウントが受けられるというので住宅の火災保険にも加入し、合計金額は$950ちょっとになりました。これだけで10万円近く。しかも1年ではなく、6か月ですよ。

車の購入だけでも懐痛いというのに、この保険にははらわたが煮えくりかえる思いで帰途に着きました。SSNが無い、アメリカで運転免許を取ったばかりだ、などの理由で、法外な保険料を支払わざるを得ないことになっている留学生が多いのではないかと思いますが、ここで決してあきらめてはいけません。私は次の方法で車の保険料をほぼ半額にすることに成功しました。【その2】に続く。

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