Welcome to my blog

アメリカで車を買うには

ここコロンバスでは電車が走っておらず、バスも極めて便が良くないため、どこへ行くにも一苦労。車ならものの10分で行けるところも、公共交通機関を利用するとなると、45分ぐらいかかってしまうこともザラにあります。しかもバスの本数は多くの路線が1時間に1本か2本程度だったりして、1本逃すと大変なことに・・・。

友達のホームパーティにバスを使って行くも、帰りは暗い中、バス停でバスを待つのが危ないので、タクシーを呼ばねばならないこともありました。また、冬のある日、タイ料理に目がない私は、どうしてもタイ料理が食べたくなり、最も近いタイレストランにタクシーで乗り付けました。問題は帰り道。1月のコロンバスの夜の寒さといったら、立っているだけでも痛いほどの寒さです。タクシーを呼んだところ、30分も雪交じりの極寒の中で待たされ、かといって歩いて帰れる距離でもなく、凍死するかと思ったものです。例を挙げるとキリがないほど、コロンバスでは「あー、車があればなあ〜」と思うことは多いわけです。

貧乏学生としては車無しで済ますのがベストと思い、約1年、頑張ってみたのですが、この度、ついに車を買うことにしました。

日本や、アメリカの大都市と違ってコロンバスのいい点は、駐車代がかからないことです。コロンバスは一応「都市部」とされているのですが、自然豊かで適度に田舎っぽくもあり、どのアパートを借りても駐車代はかからないのが普通です。私のアパートなどは3台ぶんもスペースがあります。車を路肩に停めておいても構わない道路もたくさん。数年前にシカゴに行ったときに、駐車代が1〜2時間、ちょっとレストランに行くために車を止めただけで20ドル以上かかったことを考えれば、夢のようなところです。

さて、アメリカで車を買うには、2通りの方法があります。1つは中古車ディーラーから買う方法、そしてもう1つは個人所有者から買う方法です。どちらにも長所・短所があります。中古車ディーラーから買う場合は、個人売買よりも値段が概して高いのが難点ですが、90日間などの保証がつくこともあり、車体検査もきちんとされているので、安心です。もし不具合が生じた場合は、対応してくれます。ローンを組む場合なども手続きが簡単です。もし車体にデコボコや傷があったときは、ディーラー直属の修理工場で格安で直してくれる場合もあります。私の買った車はリアバンパーの下部にかなり目立つ、広範にわたるかすり傷があったので、リアバンパー取り替えとなったのですが、修理代は250ドルほど(2万5千円)。日本では7万円ぐらいはかかるところです。

一方で、個人所有者から車を買う場合、値段は概して安いのですが、プロによる車体検査はされておらず、故障があるかもしれません。買い取った後は、何か不具合が生じても、対応はしてもらえません。個人所有者から買う場合、地元のcraigslist をチェックし、気に入ったものがあれば個人的に連絡を取ります。

私は中古車ディーラーから買ったので、主にこちらの場合の話をします。中古車というとused carという呼び名が一般的ですが、最近はusedという語のイメージがあまり良くないので、pre-owned car(以前に所有されていた車)などと呼ばれる場合も多いです。中古車探しのサイトはいくつかありますが、一番のおすすめはAutoTrader.comです。自分の住む場所の郵便番号を入力し、あとは値段や年数、車種などによって検索することが出来ます。他の中古車探しのサイトよりも安価なものも載せており、選択の幅も広いです。

気に入った車があれば、Carfaxでその車に事故歴がないか、年間走行距離が多くないかどうか、過去に何人のオーナーがいたかなど、必ず調べましょう。アメリカでは全ての車にVIN numberという個別に割り当てられた番号があるので、Carfaxというサイトに移動してその番号を入力すれば、情報が得られます。無料で見られる車もありますが、そうでないものの方が多いので、多少お金はかかりますが、39ドルで無制限に車の事故歴を調べられるプランをおすすめします。私も、興味を引かれた車の半数ほどに事故歴がありました。事故歴も、どこでどのように起ってどれほどの損害があったのか、詳細が記されているので便利です。同じ事故歴でも、エアバッグが作動するほどのものだったのか、全壊して牽引されたのか、ガードレールにぶつかってへこんだだけなのかによって、全く違いますからね。

試乗をしたいと思った車については、AutoTrader.comを通じて、その車を売っているディーラーにメールを送ります。試乗だけでなく、その車についての質問、値段についての相談なども出来ます。1日か2日ほどでディーラーからメールの返信があるので、待ちましょう。まれに、「この車はすでに売れてしまいました」と言われることもありますが、まだ試乗できる場合は、メールか電話で予約をします。

試乗には車に詳しい友人かメカニックについてきてもらうのがいいですが、私は車に詳しい友人が近くにいなかったので、普通の(?)友達についてきてもらいました。というより、見て回った中古車ディーラーが数十マイル離れていたので、車を出してもらったのですが。車を買うのに車がないといけない、とはいかにもアメリカらしいです。ちなみに、免許証を取るのにも車がないと取れません(免許試験を受けるのに、アメリカでは各自の車を使います)。

当然ですが、日本車は壊れにくく価値が高いので人気も高く、他の車メーカーに比べると値段は高めです。また、アメリカでは10年落ちの車でも、20万マイル(32万キロ)走行の車でも、平気で売られています。このような車は購入後に修理費用がかかる場合もあります。私も最初は8年、9年落ちぐらいで10万マイル(16万キロ)走行以内のトヨタかホンダ、と決めて探していましたが、走行距離が少ないのに値段がお買い得なものは事故歴があったり、なかなかいい車はありませんでした。結局購入したのは5年落ちのホンダ、アコードになりました。走行距離も10万マイル以内です。

日本では車を買う場合、重量税その他の諸費用がかかり、かなりの金額が車そのものの値段に加えてかかります(私が日本でトヨタRAV4を買ったときは15万円ほどの諸費用がかかりました)が、アメリカでは諸費用はずっと安く、600ドル(6万円)ほどです。ただし、値段の高い車を買えば諸費用も高くなりますが。

実際に購入したあとは、保険に入ります。オハイオ州では保険に入らず運転することは法律で禁止されているので、購入前に保険会社に連絡を取り、購入時から保険が効くようにしておくのがいいかもしれません。ディーラーは一時的なナンバープレート(紙)を発行してくれるので、それを車のリアウィンドウに貼り付けます。1か月で失効するので、失効前にDMVオフィスに行ってナンバープレートを発行してもらいます。ものの15分ぐらいで発行してもらえるはずです。

これで晴れて車のオーナーです。


 


Related Entries

Comments 0

Leave a reply