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アメリカ大学院留学。結婚・出産後、Ph.D.取得。イギリス引っ越し、1年後アメリカに戻る。現在、妊婦ワ―キングママです。


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国民の意思から乖離した政治〜2012年ダボス会議で野田が「冷温停止状態」ふたたび宣言

25日からスイスで開かれていた、世界経済フォーラムの年次総会2012年「ダボス会議」が29日に閉幕した。これは世界各国のリーダーが集まって、経済格差や環境問題などのテーマを議論する会議だ。


そのダボス会議でのイベント「ジャパンナイト」で、野田総理が出したビデオメッセージを首相官邸ウェブサイトで見ることが出来るのだが、そこで、再び福島第一原発が「冷温停止状態」であると勝手に宣言している。


「冷温停止」は辞書的な定義によれば、「原子力発電所などにおいて、原子炉内の温度が100度未満となり原子炉が安定的に停止した状態のこと」であり、そもそも原子炉が壊れた「冷温停止」など存在しない。そこで、野ブタ内閣が捏造した用語が「冷温停止状態」である。これは英語にしようと思っても、こんな言葉はないので、stabilizeとせざるを得ない。stabilizeの意味は「安定させる」ということだから、未だに毎時数億ベクレルの放射能を空気中に放出し続け、高濃度汚染水が地面に海に漏れ続けているにもかかわず、福一は「安定」しているということになり、事実が歪曲されていることになる。


野田の発言内容は以下にそのまま文字起こしされたものを載せるが、読んだ時に私は非常に違和感を覚えた。


野田によれば、日本は「光を取り戻し」、「日本企業は驚異的なスピードで復旧を果たし」、「サプライチェーンは完全復活を遂げ」「原子炉の冷温停止状態を達成し、もはや日本でビジネスを行う大きな障害とはなっていません」。


現在はもちろん、今後少なくとも30年(厳密にはもちろん100年ともそれ以上とも言われている)は大問題になる、日本の放射能汚染については一切触れていない。放射能汚染された食品の流通には歯止めをかけず、放射能瓦礫の拡散にも歯止めをかけるどころかさらに拡散させようとしている日本政府が、国民の健康を切り捨て、経済優先にしている姿勢が、野田の発言に大きく反映されている。


ダボス会議が経済について会議する場であるとはいっても、その中で、中東の民主化運動や環境問題についても議論されているのだから、当然、世界にも広がる放射能汚染のことを問題にしたっていいのだ。日本の水が汚染されていること、放射能汚染された食品が「完全復活を遂げ」た「サプライチェーン」によって日本各地に出回っていること、既に多くの健康被害が報告されていること。もちろん、本格的な健康被害が誰にも目に見える形で現われてくるのはこれからだ。


この、これから人類の生存を脅かしていく放射能問題にどのように政府が対応していくのか。食の安全をどう確保するのか?汚染地域で作られている様々な商品(化粧水やクリーム、生理用品など、直接肌につけるものなど特に)の安全性は?国民の健康被害をどう防いでいくのか。自分だけの力で汚染地域から逃げることもできない子供たちを、集団疎開させ、どのように守っていくのか。


それこそ、野田が「政治の強固たる意思と実行力」をもって取り組まねばならない問題ではないのか。


今までに原発事故が起きたことがないのならまだしも、チェルノブイリでこの26年間に何が起きてきたのか、資料が存在しているにも関わらず、そこから目を背け、経済優先で今まで同様に物事を進めようとする日本政府には未来はない。


誰かが言っていた。「子供を大事にしない社会は必ず衰退する」と。


環境保全に力を注ぐべき「環境省」が率先して放射能瓦礫を拡散させ、環境破壊していくような日本政府など、いらない。こんな日本、もう心底うんざりだ。


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2012年ダボス会議「ジャパンナイト」での野田のメッセージ、以下全文


「Good evening, ladies and gentlemen. This is Yoshihiko Noda, the Prime Minister of Japan.


 I would like to express my deepest appreciation for your warm support for Japan and the Japanese people, in light of the disasters last year.


 宇宙から夜の日本列島を眺めると、大震災の直後、東北の被災地周辺には暗がりしか見えず、一時的に「光」が失われたことがはっきりと分かったと言います。しかし、大震災から10ヶ月あまりを経た今、着々と「光」を取り戻して、復興は着実に進んでいます。


 世界各国からの温かい支援を受け、被災地のインフラや経済は確実に立ち直りつつあり、首都圏を含めた被災地以外では、震災前の日常が戻っています。多くの日本企業は驚異的なスピードで復旧を果たし、サプライチェーンは完全復活を遂げました。


 東京電力福島原発の事故についても、昨年末、原子炉の冷温停止状態を達成し、もはや日本でビジネスを行う大きな障害とはなっていません。  大震災後の日本は、今、人類の最先端の課題に改めて挑戦する歴史的な役割を担っています。


 一つ目は、財政規律を維持しながら、持続可能な成長を目指す挑戦です。特に日本では、人類史に例を見ない長寿社会への挑戦を伴います。世界の各地で、民 主主義が苦悩を深め、政治が、構成員の利益になることを迅速に「決められない」状況があります。時に国家を凌駕せんとするグローバルな金融市場の力は、容 赦なく襲ってきます。欧州債務危機がその最たる例です。現在の日本社会では、政治の強固たる意思と実行力さえあれば、改革に向けた社会合意は生み出せると 私は考えています。私は、日本で持続可能な社会保障制度を構築し、財政規律を維持するための大きな改革を必ずや実現します。


 二つ目に、我が国の中長期的な成長を考える上で、ダイナミックな成長を遂げるアジア太平洋地域の活力を最大限に取り込んでいくことが欠かせません。我が 国は、この地域のルールづくりに積極的に貢献します。その皮切りがアジア太平洋自由貿易圏の実現です。昨年は、TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入 るという決断をいたしました。日中韓、ASEAN、日EUを含め、高いレベルの経済連携のネットワークを同時並行的に推進し、大震災からの復興のエネル ギーを、開かれた新たな成長の力へと転化させていきます。


 三つ目は、 文明に光をもたらすエネルギー制約への挑戦です。震災後の原子力発電所の停止に伴って生じた電力需給の逼迫という新たな試練は、新たなイノベーションを呼 び込むチャンスに転換できると考えています。再生可能エネルギーの拡大、蓄電池、スマートグリッドなど効率的なエネルギー管理を進める新たなシステムの導 入、省エネルギー文化の進化などを進め、引き続き日本はこの分野で世界をリードしていきます。


 以上の課題に加え、グローバル化の加速により、その他様々な分野で地球規模の課題が生じ、人間の安全保障を根底から脅かしています。日本としては、経済 成長と環境が両立するグリーン経済への移行及び人間一人ひとりが活躍できる人間の安全保障の実現を通じ、光り輝く未来を創造していきたいと考えています。 2月6日、7日、東京において「世界文明フォーラム2012」を開催いたします。「世代間公正の実現」をテーマとして、世界の英知を結集した討論を行うも のであり、ダボス会議と両輪となすものとしたいと思っております。


 困難な状況を乗り越えて成長していく希望の光。国際社会との関係を深める絆の光。そして、エネルギー制約などの諸課題を克服する技術の光。今の日本を特徴づけるこれらの要素は全て、今夜の「ジャパン・ナイト」のテーマである「光」に象徴されています。


 この「光」が、世界の進む道を照らす「道標の灯り」となり、日本を再生することを通じて、より良き世界に貢献していきたいと思います。そうした「願い」と「決意」を申し上げ、私の挨拶といたします。


 We shall overcome these challenges. In so doing, we aspire for the "lights of Japan" to act as a beacon for a brighter world for everyone. Thank you for helping us in these most difficult times, and for joining us tonight.」


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