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Author:まめ
アメリカ大学院留学。結婚・出産後、Ph.D.取得。イギリス引っ越し、1年後アメリカに戻る。現在、妊婦ワ―キングママです。


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帰国して1週間−被爆した犬を見て

震災後初めての一時帰国をして1週間が経った。


成田空港に降り立ったときからN95マスクを身につけ(周囲の日本人も外国人もぎょっとして見ていたっけ)、どきどきしながら東京の自宅に戻ったときは、まさに日本で何を口にしてよいのか全く分からず、アメリカから持ち帰ったカリフォルニア米の玄米と韓国農協から直送のキムチで毎日過ごすのかと思っていた。


しかし東京では3月11日以前と同じように人々は暮らし、少し街が暗いと感じる以外は、何も変わっていないように見える。私自身は、外を長時間歩く場合はN95マスクをつけ、雨あがりなど放射性物質を含んだ塵や埃が舞う恐れの無いような場合には、日本の普通の花粉症用マスクを身につけている。周囲を見ると、東京の95%の人々はマスクをしていない。それでも、インフルエンザの季節になり、マスクをすることにそれほど抵抗がなくなったようで、日本に住む家族は、「最近マスクの人が増えた」と言う。加えて、東大アイソトープ研究所が今頃になって出した、「放射性物質を含む花粉やホコリは普通の花粉症用マスクでも十分防げる」という声明の影響もあって、マスクをするようになった人がいるかもしれない。この東大の実験は3月に行われているのに、なぜ今頃になって出すのか、何か政治的な意図を感じなくもないが。原発事故以来、東大は何かと信用ならない。


買い物に行っても野菜の産地を選んで買ったり、海産物、きのこ類と牛乳・牛肉・卵は一切口にしないつもりで日本に来たが、それでも、日本の美味しそうな料理の数々を目の前にして、一口だけなら、と、うっかり海老を口にしてしまったりもする。先日のETV特集で放映されたように、海洋汚染は極めて深刻であり、放射性物質は海底にたまって海のホットスポットを作り、ウニや貝、カレイなどの海底に生息する生き物を放射能汚染している。生物間での放射性物質の濃縮も起こっており、大型魚の汚染も深刻さを増している。それは分かっているが、「少しだけなら」「アップルペクチンを飲んでいるからセシウムは排出されるはずだし」という甘えも、家族や友人と一緒に外食する際には生じてしまっている。ここで気を引き締めなおさなければいけない。


昨日は年1度の人間ドックへ行った。クリニックは都心にあるのだが、そこから駅へ向かう人通りの多い道で、犬を見た。チワワやパピヨン系の犬だが、様子がおかしい。そこらの雑種じゃあるまいし、犬種から言っても、立地的に考えても、野良犬とも思えなかったが、首輪も鎖もしておらず、周囲に飼い主らしき人もいない。痩せており、足が悪いのか、よたよたしてうまく歩けない様子で、そこらの水溜りを舐めたり、道路わきの植え込みのあたりを舐めたりしながら、ヨタっている。哀れな様子の犬を見てかわいそうになり、顔をのぞきこんでみて、絶句した。


大きな丸い目が、左右両方とも白い皮をかぶったように白濁していた。


これだけ都内のストロンチウム、ウラニウム、プルトニウム、セシウム汚染が言われているのだ。人間よりずっと低いところ、しかも放射性物質が降り積もった道路や土壌・水溜りを嗅いだり舐めたりしている動物は、とんでもないレベルで被爆しているのは明らかだ。


放射能による害は、癌や心筋梗塞だけではなく、あらゆる形で表出する。そのひとつが老化であり、ベラルーシやウクライナの子供たちの間には老化現象が見られるそうである。この犬の目が白濁しているのは放射能による白内障で、足がよたってまともに歩くことができないのは、筋肉にたまるセシウムや骨にたまるストロンチウムの影響ではなかろうか。変になってしまった犬を、飼い主が捨てたのでは・・・との思いもよぎる。


放射能との因果関係は確かめようもない。しかし、今までずっと東京に暮らしてきて、この人気ペット犬種の野良犬は一度も見たことはない。そもそも東京には野良犬はほとんどいない。病気の野良猫なら見たことがあるが、毛が禿げているぐらいのもので、ここまで酷いのは一度も見たことはない。


都内で、放射能問題に関して意識の低い親と一緒にいる幼児が、そこらをはいずりまわったり、転がったりしている様子を目にして、いたたまれない気持ちがする。この犬に起こったことは、近い将来人間の子供にも起こることなのでは・・・そうであってほしくはないが、東京がウクライナのキエフ並みに汚染されている(しかもチェルノブイリではほとんど出ていないα線、β線核種が出ている)ことは事実である。しかも、東京はすでに宮古からの放射能汚染瓦礫を燃やし大気汚染をした。さらに、近々、放射能レベルの高い女川の瓦礫を、23区内と多摩地区で燃やすことを決めている。放射能汚染がさらに深刻化することは目に見えている。


東京からの逃げ場としての西日本も油断はならない。大阪府・大阪市が放射性瓦礫を受け入れようとしている、この狂気の沙汰をとめることができなければ、日本の未来はない。放射能と人間は共存できない。それはもう歴史が教えてくれている。


 


 

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