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Author:まめ
アメリカ大学院留学。結婚・出産後、Ph.D.取得。イギリス引っ越し、1年後アメリカに戻る。現在、妊婦ワ―キングママです。


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中国人と韓国人のGREの点数

留学生もアメリカ人も、アメリカの大学院に入学するためには欠かせないのが、GRE(Graduate Record Examination)という適性試験である。適性試験といっても、生易しいものではない。英語(verbal)、数学(quantitative)、ライティングから成る能力試験で、かなりの準備を必要とする。


数学は、日本人であれば、一通り対策本を勉強すれば、それほど難しくはないと思う。800点が満点だが、700点以上取るのは、数学があまり得意でない人でも十分可能である。


問題は英語で、語彙問題と読解問題から成るが、特に語彙問題は、アメリカ人であっても見たことの無いような単語がずらりと並び、800点満点中、日本人が500点取るのも相当大変である。GREの英語は留学生にとって難しいから、400点程度であっても、TOEFLの点数が高ければ大丈夫だから、と留学アドバイザーが言っているのを聞いたこともある。勉強方法は、GRE用の単語集を買って、とにかく単語を覚えまくって、対策本をやりまくるしかない。少なくとも、私はそのように準備したし、他の日本人、多くのアメリカ人が「学問に王道なし」の精神で試験勉強をしてきたはずである。


ところがアメリカの大学院で3年目が終わった今頃、とんでもないことを耳にしてしまった。中国人のカンニングの方法である。


どうやら中国人や韓国人はGREでカンニングを集団でしており、英語がたいして出来ないのにGREの点数がものすごく高い、というのは、うすうす聞いて知ってはいた。たしか大学院1年目のAssessment(テスティング)に関する授業でも、教授がそのようなことを言っていた。GREの点数がほぼ満点に近いような中国人の学生を入学させてみたら、英語はろくに喋れないわ、課題の論文もひどい出来だわ、どうやってそんなに高い点数をたたき出すのか疑問に思ったことがある、と。アメリカの大学院は中国人と韓国人の点数が高すぎることには注意するように、とETS(GREを運営している会社)から注意を促す通達を受けているのだと、その教授は言っていた。


しかし、実際に彼らがどのようにしてカンニングをしているのか、というのは、ぼんやりした情報しかなかった。日本では試験会場にモノを持ち込むことは不可能で、大変厳しくチェックされるが、その辺りが中国では非常に甘い、というのは聞いたことがある。普通に、カンニングのために携帯電話を持ち込めたり、というような話はあったが、「集団でカンニング」というニュアンスとはちょっと違うような気がしていた。


韓国人や台湾人の友達から聞いたところによると、実際はもっとすさまじいものだった。たとえば、ある会社が受験生を多数雇って、GREの問題を覚えさせるためだけに試験を受けさせる。試験後、即座にGREの問題を紙上に可能な限り再現し、それを会社がウェブサイトに載せる、というパターン。もうすでにこれ自体、違反である。というのは、GREを受けるときに、受験生はみな、試験内容を外部に漏らさないという規則に従う、という旨の署名をさせられるからだ。まあ、中国人にとってはそんなことは関係ないのだと思われる。科挙があった時代からのカンニングの歴史である。いわゆるパクリは中国文化の中によくも悪くも内在化しているのだろう。


この話を聞いたとき、それでもなんとなく腑に落ちなかった。というのは、GREの問題はcomputer adaptiveであるので、問題を正解するか不正解するかによって、次に出てくる問題のレベルが変わり、受ける人によって、あるいは日によって、出くわす問題も違うはずだからである。いくらそのウェブサイトに載せられた問題を覚えたところで、その問題が出るか分からない・・・はず。そう思っていた。


ところが、この私の考えは脆くも打ち砕かれた。


仲の良い友人に最近聞いた話によると、中国には会員制のGRE専門のウェブサイトがあって、そこの会員になると、GREの問題が見られるというのである。GREの問題がウェブサイトに載っている理由は、おそらく上記のように、受験生を使っての再現だと思われるが、先の例と違うのは、このウェブサイトが、月別にGREの問題を載せていて、それを見ると明らかに、GREの問題が毎回同じのが繰り返し出題されていることが分かり、さらに、GREの問題は月ごとに変わるのが分かるというのである。つまり、1月中は繰り返し同じ問題が出題されるが、2月になると、別の種類の問題になり、それがやはり2月の間は繰り返し出題される、という具合である。


アメリカ人でもGREの英語は500点台だったりするのに、中国人が800点(満点)を取ったりすることができるのは、努力の末、単語集をすべてマスターしたからではないのだ。月末に受験を予定すれば、前もって、そのウェブサイトを使って、その月に何が出題されたかを知ることが出来るので、もう答えが分かっているわけである。「時間が余って仕方がなかった」などとほざいている中国人もいるらしいと友達から聞いて、開いた口がふさがらなかった。さらには、800点満点を取ると、ETSによる調査が入るので、うまく、780点とか、満点にならないが高得点になるように調整しながら受験する人もいるのだという。


日本人が何年もかけてこつこつGREの勉強をして、英語で500点、数学で700点を目指している中、中国人は数ヶ月、もしくは数週間の準備で高得点をたたき出しているわけである。彼らにとっては、英語も数学も700点以上取るのが普通のことだという。アメリカの一流の大学院にはどこも中国人が溢れかえっている理由はこれだ。上流校ほどGREを重視するので、まともに勉強してまともに受験している日本人は太刀打ちできない、ということになる。中国人や韓国人とは、GREに関しては、同じ土俵で戦えないのである。GREだけで入学が決まるわけではないが、重視する流れは健在である。もしかしたら、最近アメリカの大学院から日本人が激減している理由の一つには、これがあるかもしれない。私の在籍するプログラムにも、日本人は私しかいないし、OSU全体で見ても、日本人大学院生は極めて少ない。韓国人も高得点が多い理由は、韓国人も同様のウェブサイトを使っているからで、そのウェブサイトは、上記のような中国語のウェブサイトを翻訳したものらしい。日本には、同様のウェブサイトは一切、無い。


GREは2011年8月から新方式になるらしい。ここに新しい方式の概要が記載されていた。→駿台留学センター


今まで大量の問題プールが必要であったcomputer adaptive testの方式から、全員同じ問題を解く方式に変わるようなので、これは中国人・韓国人の不正を防ぐための方式変更なのかもしれない。

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Comfest

金曜から日曜までの3日間、この週末はコロンバスのお祭り、Comfestでした。Comfestとは何かというと、The Community Festivalの略で、コロンバスのVictorian Villageに近いGoodale Parkで行われる、環境と平和を愛する人たちの、音楽とアートのお祭りです


舞台がいくつか設置されており、そこではバンドの演奏が行われ、公園を歩くと、そこらじゅうで、アートが見られます。例えば、側面と天井すべて、色々なものを貼り付けてデコレーションした車や、スーパーのビニール袋何千枚で作られた木のオブジェなど。公園の周囲の通りでは出店があり、レコードを売る店、ガラス細工を売る店、手染めのTシャツを売る店、トルティーヤ・ピザを売る店、ホットドッグを売る店などがあります。


とにかくすごい人出です。


普段、この公園は閑散としていて、犬を連れた人が歩いているぐらいなものですが、この3日間だけは、公園中、人だらけです。


環境と平和を愛する人たちのお祭りなので、60年代のヒッピー文化に繋がりがあるらしく、ヒッピーの格好をした人たちが多く見られます。ヒッピーといえばドラッグ。芝生の上に座り込んだ5〜6人のグループがそこらじゅうにいて、タバコを吸ったり、公然とマリファナを吸ったりしています。歩いているとマリファナのにおいが漂ってくるのでわかるのと、マリファナの巻紙が茶色なので、見た目でも分かります。近くに警察もいるのですが、何か問題が起きたときのために待機しているだけなのかも。公園の中には彼らは入ってこないので、お祭りだけに、あまり無粋なことはしないようです。


普段コロンバスでは、レストラン以外の公共の場所でアルコールを飲むことは禁止されていますが、この日は、公園で、カラフルなビアマグを持った人たちがたくさんいます。The Columbus Brewing Companyがビールを売るため出店を出しており、長蛇の列です。売り上げはお祭りやそのほかのコミュニティのプロジェクトのために使わたり、ホームレスのために使われたりします。


普段、外で大手を振ってビールを飲めないアメリカ人は、大喜びで割高のビールを求めて、列に並んでいます。後片付けのためと、安全のためか、ビンのビールを飲むのは禁止されていて、飲む場合はプラスチックのビアマグでないといけないようです。


アメリカ人の友達に、なんでアメリカでは外でビールをのんではだめなのか、聞いてみると、彼らもよく分からないようです。「ピューリタンの歴史が建国に深く関わっているからなんじゃないの」と言っている人がいて、妙に納得してしまいました。たしかにアメリカ人は妙なところで道徳的に厳格かもしれません。


それに比べて日本は天国です。公園だろうが、昼間の地下鉄だろうが、コンビ二の前だろうが、歩きながらであろうが、勤務中でない限り、基本的にはいつでもどこでもビールを飲めるなんて、アメリカ人のほとんどはきっと知らないはずです。


日本では酒を飲みながら人間関係を築くのが必須、みたいなところがあります。「ノミニュケーション」なんて造語まであるぐらい。酒の勢いで仲良くなるとか、普段言えないことを言えるとか、恋心を告白するとか、日本ならではのような気がします。正月で酒を飲み、雪見酒を飲み、花見をしながら酒を飲み、夕涼みしながら酒を飲み、月を眺めながら酒を飲み・・・という具合で、日本の文化の中には季節を感じながら、酒を飲む習慣が根付いているわけです。アメリカとは「酒」の意味合いが文化的に全く違うのを感じます。


実際にComfestの行われている公園を歩いてみると、まあ、ぷらぷらしている人がほとんどなので、何がそんなにおもしろいのかという気がしますが、アメリカ人にとっては重要な3日間のようです。みんな、1日は行かないと、という強迫観念に近い意気込みを感じます。


ちなみに、普段あれだけ見かける大勢のアジア人(OSUに留学に来ている中国人、韓国人、台湾人、インド人など)を、私が行った金曜日には全く見かけませんでした。ほぼ白人のアメリカ人、たまに黒人、という感じ。アジア人が行ってもおもしろくないかもなぁ。・・・特に、中国人と台湾人は酒を飲まないし。(韓国人はやたらよく飲むけど)。アジア人留学生はいまいちアメリカ人に融け込みきれず、自分たちの強固なコミュニティの中で自分たちのやり方で生きている人がほとんどなので、まあ、もっともかもしれません。日本人は人数自体が非常に少ないので、コミュニティ、と呼べるようなものはありませんが。やや寂しい感があります。絶滅危惧種みたいなもんです。

ほたるの季節

コロンバスでは毎年6月になると、町中の至るところで蛍が見られます。


夕暮れ時、薄暗くなってきた木々の下、草むら、芝生などで、そこらじゅうで蛍が金色に光を放って、それがついたり消えたりしている様子は幻想的です。蛍が光っている写真を綺麗に撮るのは大変難しいので、残念ながらここには載せられませんが・・・。


日本では蛍は水の綺麗な田舎にしかいないんだ、と教わったような覚えがあります。当然、東京で見たことはありません。


だから、蛍がいるんだと言うと、どれだけコロンバスが田舎なのかと思われそうですが、一応アメリカでは15番目に大きな都市です。都市、といっても、もちろんLAやNYなどのイメージとは程遠いですが。都市部だけど、ダウンタウンからすぐのところに公園はいくつもあるし、全体的に緑や川が多く、自然が残っています。


この季節は夜の9時を過ぎてもまだ暗くなりきっていないぐらいなので、仕事を終えてからもまだひと活動出来るぐらいです。夕ご飯を食べて、眠くなって30分昼寝してもまだ明るいです。近くにはドッグ・パークがあるのですが、犬を連れた人がたくさんやってきて、犬を放して遊ばせている様子が見えます。


蛍の命は短いので、7月末にもなるともう見られなくなります。毎年、蛍が見え始めると、ああ、夏が来たなぁ、と感慨深く思うわけです。日本では感じられない季節感だと思います。

Pilot Study

またしばらく、ブログを放置してしまいました。


ここ1ヶ月ぐらいは、3月末にプレゼンをしたAAAL(全米応用言語学学会)の論文の手直しをちまちまやっていたのと、6月に入ってようやくIRBの認可が下り、博士論文のためのパイロットを始めたので、ばたばたしておりました。


パイロットというのは、実際の博士論文研究がうまくいくかどうか、同じ理論的・方法論的枠組みを使って、小規模な研究を試験的にやってみることです。博士論文の本研究に取り掛かるには、プロポーザル(博士論文の計画書)を100枚か120枚ぐらい書かないといけないのですが、このプロポーザルを書くためにも、パイロットをすることが必須になります。


今までは、研究といっても、授業の課題のためのミニ研究だったり、教授のお手伝いの研究だったりしたのですが、今度はいよいよ自分で決めた枠組みで、自分のツテを使って、自分で連絡を取った研究参加者たちに協力してもらって、データを収集し、分析して論文を書くことが出来るので、楽しみです。今までは、なかなか自分自身の研究である、という感覚は持ちにくかったですが、今度のプロジェクトは、自分の子供みたいに思える気がします(子供はいないけど)。研究をどう育てるかも、自分次第なわけです。


実際に研究のデータを収集する活動をフィールドワークといいますが、ここ2週間ぐらいは、週に3日ぐらいはフィールドに出向いて、データを収集しています。日々新しい人々に出会って話を聞けるので、楽しいです。この夏は主にフィールドワークと、インタビューの書き起こしでかなり時間が取られそうですが、研究テーマに関連する授業を1つ、夏学期に聴講することにしたのと、本棚に積んだまま読んでいなかった本を読むのと、candidacy examの論文を手直しして、何とか雑誌に投稿できる論文に仕上げるのと、やることはてんこもりです。プロダクティブな夏になりそうです

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