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Author:まめ
アメリカ大学院留学。結婚・出産後、Ph.D.取得。イギリス引っ越し、1年後アメリカに戻る。現在、妊婦ワ―キングママです。


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シーシェパードをフェースブックで考える3

昨日の記事ではフェースブックで、シーシェパードによるテロ行為に反対するグループを見つけてメンバーになったお話を書きました。今日はそのメンバーとの交流についてです。


日本語で「会員になる」というと、会費を払ったり、いかがわしい宗教団体に加入したり、というイメージがあるが、フェースブックでのメンバーというのは、同じ興味や趣味を共有するゆるーいつながり、という感じである。まあ、そのグループの大義や興味に共感すればメンバーになる、といったところで、何か責務が生じるわけでもないし外部会合があるわけでもない。


Stop Sea Shephard Violenceは現在1970名ほどのメンバーがいる。同様のグループに比べると、毎日のように誰かがWallに書き込んだり意見交換をしており、もちろん全てのメンバーが同じ思いで参加しているのではないのだろうが、グループとしては活動的なほうだと言って良いと思う。自分で反暴力を表現した絵画を掲載する人もいれば、どこからか見つけてきた、Sea Shephard(SS)に関するビデオを掲載する人もいる。


私もさっそくWallに書き込んでみたが、その中のやり取りの中で、反SSのカナダ人メンバーが、SSはカナダにはメディアを持っておらず、影響力がない、と言っていた。カナダも捕鯨をするし、アザラシを捕殺して食用にする文化がある地域もある。カナダをターゲットにせずに日本をターゲットにするには人種差別が関わっているのではないかと書くと、別のカナダ人メンバーがこのようなことも書いていた。


"SSCS did harass Canadians and put our fishermen in danger on the ice. They had been doing it for 30 years and are very hateful towards people from the province of Newfoundland. Our government finally got fed up after SSCS tried to d rown them one too many times. An arrest warrant was issued, the RCMP boarded the SSCS vessel Farely Mowatt, arrested two crew and seized the ship. Both crew were convicted ( Paul Watson was not on board as usual) and are wanted for non payment of fines. The SSCS ship was sold for $5,000 to a research group. SSCS has not been back since. If you get tough with them and cost them money and embarrass them, they don't come back."


訳:


「過去にはシーシェパードはカナダ人に嫌がらせをしたり、氷上に出ているカナダの漁師たちを危険に陥れたりしていたんだ。だいたい30年ぐらいやってたかな。特にニューファウンドランド島の住民たちに対しては憎悪丸出しでやってた。シーシェパードがあまりに何度も漁師たちの船を沈めようとしてきて、カナダ政府もほとほと我慢の限界になった。Royal Canadian Mounted Police(カナダ警察)はシーシェパードの船Farely Mowatt号に乗り込んで2名の船員を逮捕し、船も押収したんだよ。船員は二人とも有罪宣告を受けた。(シーシェパード代表の)ポール・ワトソンはいつものようにはこの船には乗ってなかったんだけど、この船に科された罰金を払わないから指名手配になっている。シーシェパードの船はある研究グループに5000ドルで売却されたよ。この件(2008年に起こった)以来、シーシェパードはカナダには来ていない。シーシェパードに強硬な姿勢で臨み、罰金を科し、屈辱的な処置をすれば、奴らは戻ってこないよ。」


これ、日本政府がどういう行動に出るべきか、大きなヒントになっている気がする。カナダ政府がこのような態度に出たこと、日本でニュースになっただろうか。記憶にないのだが・・・。上記のコメントをしたカナダ人に、ソース(情報源)のカナダの新聞記事などを送ってもらったので、この記事の一番下に載せておきます。これ、日本のメディアにツテがある人はどんどん流してください。自分で訳して前原外務大臣に送ろうかと思ったけど、今何しろ大学院のことが忙しくて、その時間がない・・・。


ま、そんなわけで、同様にSSのテロ行為に悩まされていた国はあったわけだが、このカナダの件があって以来、SSはさらに執拗に日本の捕鯨船に妨害を加えている気がするのだが。しっかし、SSの船5000ドルって超安いな。船一隻40万円ぐらい!?


上記のカナダ人の情報源の新聞。トロント・スターという、右よりでも左よりでもない、中道派の新聞記事。


"RCMP seizes seal hunt protest ship" (2008年4月12日)


http://www.thestar.com/News/Canada/article/413940


カナダ政府が罰金を押収したSSの船に科したという記事。


"Feds file $487,000 claim against the Farley Mowat" (Canada.comの記事、2008年11月29日)


http://www.canada.com/reginaleaderpost/news/story.html?id=c7f4c1af-20e5-42ed-b967-e2613844030d


カナダ連邦裁判所がSSの船を売却するのを許可したという記事。


"Federal Court approves sale of seized anti-sealing ship Farley Mowat" (Truro Daily Newsの記事、2009年11月13日)


http://www.trurodaily.com/News/Politics/2009-11-13/article-820501/Federal-Court-approves-sale-of-seized-anti-sealing-ship-Farley-Mowat/1


 


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シーシェパードをフェースブックで考える2


前の記事に続き、国際エコ・テロリスト団体Sea Shephard(SS)の、日本の調査捕鯨船に対するテロ行為に関して。


さて、SSに対する猛烈な怒りのはけ口を求めながら、何気なくいつものようにFacebookを開き、友達のポスティングなどをチェックしていた私は、ある友人(日系アメリカ人)が別のアメリカ人(私の友達ではない)が載せたビデオにコメントをしているのを見つけた。


そのビデオは、SSが日本の調査捕鯨を中止に追い込んだというもので、あくまで反捕鯨の立場からの報道ニュースであった。そのビデオを掲載したアメリカ人は、"Like(いいね!)"のボタンをクリックしており、さら に"This is awesome!(最高!)"とコメントをしていた。それに対して日系アメリカ人の友達がなんとコメントしていたかは詳細には覚えていないが、捕鯨賛成でも反対でもなく、ニュートラルな立場で当たり障りのないことを書いていたように思う。


そんなコメントを見て怒りがふつふつと沸いてきた。無知なアメリカンよ、SSが何をしている団体か分かって言ってんのか!


SSに対する反論を自分のWallに書こうかとも思ったが、何しろ欧米人の友達がたくさんリストに入っているため、SSが一般に絶大な支持を受けているアメリカでは、そんなことを英語で書いたら、自分のFacebookが炎上するかもしれん・・・しかし日本語で書いて日本人に訴えかけてもここは意味がない、欧米人に訴えなければ・・・などと思い、まずは日本の立場から今回のニュースを伝えている、英語のビデオをWallに掲載しようかと、ウェブを検索してみた。


探すこと数十分。・・・ない。全然、ない!日本の立場から今回のニュースを伝えている、日本語のビデオはあるのだが、英語でないと、 自分の友達には伝わらない。日本のマスコミ(マスゴミ)も、バカな番組ばっかり作ってないで、英語が出来る人はいるんだろうから、少しは英語バージョンの ニュースでも作って、日本の見解を海外に発信したらどうなんだよ!ボケ!などと別方面の怒りも相まって、試験中だというのにこのままでは集中できそうにない。


そうだ、Facebookには色々なグループがあるから、反SSのグループがあるかもしれない、と思い、検索してみる。


最初、Sea Shephardと入れて検索してみたのだが、そうしたら、出るわ出るわ、何百はあろうかという、SS支持のグループ。それも各国に。SS support in Europe, SS support in Denmarkとかそんな感じ。捕鯨をしている国にすら、支持グループがある。しかも、メンバーの数が半端ない。各グループに何万、何十万というレベルの人数だ。


SSはメディアを駆使して売名行為と資金集めに余念がないから、知名度は抜群である。グッズも売っているし、影響力のある有名人や政治家、団体などから支持を取り付け、寄付をがっぽりもらい、政治的にうまくメディアを利用している。加えて、昨年公開された映画「The Cove」(日本の太知町のイルカ漁反対のドキュメンタリー)では、かわいいイルカちゃんが捕殺される様子とそれを見て泣く女優の姿などを描き、すっかり残忍残虐な野蛮人の国日本、のイメージを定着させるのに成功した。


そう、寄付金をたくさんもらうには、ターゲットは"Others"(自分達とは異なる別存在の他者)でなければならない。そう、かけ離れていればいるほど、よい。他にも捕鯨する国はあるのに、なぜ日本をターゲットにするのか。それは、白人ではないからだ。SSのメンバーは白人である。SSの支持者も白人。はっきり言えば、SSは石原慎太郎と変わりない。レイシスト(人種差別主義者)である。(注:石原慎太郎がレイシストであるのは、東大教授の小森陽一も断言している。姜尚中との共著『戦後日本は戦争をしてきた』(角川書店[角川oneテーマ21], 2007年)を参照されたし。)


おそらく、FacebookでSSを支持している人たちも、彼らが本当はどんな方法で捕鯨船を妨害しているか、知らないのだと思う。


SSは映画「The Cove」以来、太知町に観光ビザでやって来て、ビデオを撮ってYou Tubeにたれ流し続けている。奴らは地元のイルカ漁に携わる人々の仕事を妨害し、道に座り込んでトラックの通行(漁師が乗っている)を邪魔したりしている。警察が来てどかそうとするが、日本語が通じない。警察も英語ができない。これからは日本の警察も英語ぐらい出来なければいけないのかもしれない。また、日本の警察も、強くは言わず、だらしがない。SSの奴らもどこうとはせず、漁に出られない漁師たちの生活をも脅かしている。アメリカだったら、公務執行妨害でお縄、さらに抵抗して武器でもちらつかせようもんなら、その場で射殺、でおしまいだというのに。まあ、そんなに警察がすぐに発砲できる社会も恐ろしいが。


話を戻すと、Facebookの反SSグループ探しはしばらく時間がかかったが、ようやくいくつか見つけた。Anti Sea Shephard's Violenceとか、Stop Sea Shepardとか、そんな感じの名前が多い。しかし・・・。そのそれぞれにメンバーが5人とか、数十人しかいないとか、そんなレベルのものばかりで、しかもWallを見る限り、一番最近のPostingが3ヶ月前とか、不活性そのものである。


それでも、同じ怒りを共有する人が少数でもいることは嬉しく思った。いくつかに加入しながらさらにグループを探すと、ようやく活発にPostingをし、意見交換をしているグループを見つけた。Stop Sea Shephard Violenceというグループだ。といっても、メンバーは2000人を少し割る程度しかいないのだが・・・SS支持のグループの多くが、何万、何十万規模でメンバーを集めているのに比べると、雲泥の差である。それでも、1000人を超えるようなグループはここぐらいである。メンバーも各国さまざまの出身で、捕鯨反対国、オーストラリア出身の人もいた。


さっそく加入し、自らそのグループのWallに書き込みつつ、過去のPostingを見ていくと、SSの妨害行為を捉えたビデオも発見。即座に、自分のWallにも転載し、"I'm against eco-terrorists and any violent acts. Whatever their "cause" may be, they have no right to put the fisherman's lives in danger."とコメントもつけた。捕鯨に賛成している、というのではないことがミソである。もし捕鯨に賛成しているという主旨のことを書いたら、私のFacebookは炎上しただろう。しかし、SSの暴力に反対だ、というコメントに反論できる人はいまい。しかもSSの暴力行為のビデオ付きである!


欧米人で反応した人はいなかった。日本人の友達は支持を表明してくれた人がいたが、あとは、「たしかに、動物は好きだけど、人命より尊重する、ってのはどうかと思うよね」的な反応があるにとどまった。あとは、欧米人の特に若年層には無関心、な人も多いんだと思う。SS?ああ、捕鯨反対の団体だっけ?グリーンピースみたいなやつね、てな程度の知識である。


今後どのようにSSの数々の許されざるテロ行為の数々を世界に発信していくか、を考えているが、それこそ日本政府のすべきことだと思う。そもそも、船体に妨害を加えられたり、燃料費が余計にかかったりしたぶん、損害賠償をすべきである。Facebookでも、なぜ日本は抵抗しないんだ?というアメリカ人の書き込みがあった。疑問に思うのは当然である。私だってなぜだと問われても理由が見当たらない。事なかれ主義?公海だから何もできない?捕鯨をしている後ろめたさ?欧米に対する昭和的劣等感?まったく、日本政府の対応は情けなさ過ぎる。太知町に来ているSSに対応した警官だって、相手が中国人だったら強気で出るくせに、屈強な欧米人(白人)だと、まったく弱腰でお話にならない。逮捕しろってーの!


次の記事では、反SSのグループのメンバーとの(まだ参加して1週間ですが)交流について書こうと思います。


 


シーシェパードをフェースブックで考える1

1週間前に、反捕鯨団体「Sea Shephard」による妨害活動により、日本の捕鯨を今期中止にせざるを得なくなったという新聞記事が出た。このSea Shephardという団体は、日本の調査捕鯨に反対しており、捕鯨船が出るたびに、化学薬品などが入ったビンや発煙筒を船に投げ込んだり、火災を発生させたり、執拗に追い回すなどの妨害活動を毎年行っている、くじら愛護の名を借りた、エコ・テロリスト集団である。


今日はこの問題について考えてみたい。


まずは朝日新聞社2月18日の記事は以下の通りである。


「南極海で実施中の調査捕鯨について、鹿野道彦農林水産相は18日の記者会見で、3月半ばまでの予定を切り上げて船団4隻を帰国させると表明した。反 捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)による妨害活動で捕鯨が不可能になったためという。4隻は鹿野農水相の指示を受け、帰国を始めた。


1987年の調査捕鯨開始以来、途中での打ち切りは船団で火災が起きた2007年のみで、妨害が原因は初めて。調査捕鯨の大半は南極海で実施されており、今後の調査や捕鯨を巡る議論に影響を与えそうだ。


鹿野農水相は同日午前、打ち切りの方針を菅直人首相に報告し、了承を得た。鹿野農水相は会見で「乗組員の生命、財産、調査船の安全を確保するために、や むを得ず調査を切り上げる」と説明。来季以降の調査捕鯨については「なかなか困難な状況とみている。これから検討する」と述べた。


今季の南極海調査捕鯨では、1月1日からSSによる発煙筒の投げ込みなどの断続的な妨害活動が始まり、今月11日までに9回を数えた。今季はSSの船の 能力が上がり、日本の母船・日新丸(8044トン)がSSの追尾を振り切れない状態が続いていた。最近になり、SSがもう1隻の妨害船を派遣する動きを見 せたため、「不測の事態が起きて乗組員に危険が及ぶ恐れがある」(鹿野農水相)と判断したという。


日本の船団は昨年12月に出港。今季は3月中旬まで操業する予定だったが、1カ月近く残して帰国させる。今季のこれまでの南極海での捕獲頭数はミンクク ジラ170頭、ナガスクジラ2頭で、国際捕鯨委員会(IWC)で認められた枠であるミンク850頭、ナガス50頭を大幅に割り込んでいる。(大谷聡)」


皆さんはこのニュースを見聞きしたとき、どのように感じられただろうか。


調査捕鯨にまつわる賛否両論は今に新しい問題ではないのだが、今までと違うのは、Sea Shephard(以下SS)によって日本の調査捕鯨が中止に追い込まれたのは初めてであるという点である。これを、SSは「Whale Wars(くじら戦争)に勝利した」と捕らえ、欧米でもそのように報道されている。


この団体はアメリカFBIをはじめとして、各国でテロリストとして公に認識されているのだが、SSの欧米での異常な人気は何を意味するのだろうか。


日本の調査捕鯨は国際捕鯨委員会によって認められた権利であり、将来の食糧問題の研究等に必要であるとして、あくまで調査研究を目的として行われている。くじらの胃の内容物を調べるには捕殺以外の方法がないとのことである。その際に使われたくじらの肉は、商業的に用いることとなっている。商業捕鯨が禁止された今でも、くじら料理店などがあるのはそのためである。食用としてだけでなく、鯨油やくじらのひげなどは、工芸品その他、さまざまな用途がある。日本は調査捕鯨で捕殺したくじらを、最後の一片に至るまで、大切に利用している。


一方、SSの主張としては、くじらは絶滅しそうな動物(実際にはミンククジラなど、種類によっては絶滅の心配がないものもいるが・・・)、くじらは高等動物であるゆえ捕殺は人道的ではない、くじらを食用にせずとも日本人は食糧に困っていない、などの点で、捕鯨に反対している。かつてくじらを乱獲していた欧米各国(鯨油目的のためだけに乱獲していたオーストラリアをはじめ、ニュージーランド、アメリカ、EU各国など)とラテンアメリカ諸国(アルゼンチン、ブラジルを中心としたラテンアメリカ各国)、他にはインドなども反対を表明しているが、反対理由はさまざまである。


私個人の考えとしては、捕鯨に反対すること自体は別に構わない。多種多様の価値観があるのだから、反対派も賛成派もそれぞれの主張を繰り広げればよいし、また、色々な考え方が認められる社会であるべきだと思っている。


しかし、上記の記事を読んだとき、私は猛烈な怒りを感じ、いてもたってもいられなくなった。


SSは再三の警告にも関わらず、化学薬品の入ったビンを捕鯨船に投げ込むなどして火災を発生させ、乗組員の命を危険に陥れている。どのような主張があるとしても、このような暴力行為は決して許されるものではない。政治的主張があって暴力行為に走るのは、テロリスト以外のなにものでもない。また、彼らの妨害行為による日本側の損害(妨害を振り切るために蛇行運転をせざるを得ず、燃料を無駄に消費するなど)は甚大である。


また、SSは環境保全、動物愛護をうたいながら、化学薬品を海中に投棄しており(どのような経緯かは定かではない。使われなかった「武器」なのか、捕鯨船に命中せずに海に落ちてしまったのか、故意によるものなのか)、行動が自己矛盾と欺瞞に満ちている。


くじらの命は大切で、捕鯨船の乗組員の命はどうでもよい?くじら肉は食べてはいけないけれど、他の動物は食べてもよい?くじらが高等動物だからというならば、同等かそれ以上に実は知的高等生物であると言われている豚はどうなのだ?豚は人間に近く、豚の臓器を人間に移植する可能性まで医学的に検証されていたんだぞ。猿の脳みそを食べている中国人は?牛は感情豊かで、涙も流すが、食肉にされていることに対して、一部の動物愛護団体や宗教的理由を除き、表立って反対されることはない。どの動物の命がどの動物よりも重みがあるなどと決めつけるのは、人間の自己欺瞞である。


日本にも捕鯨反対の団体や人々はあるが、彼らも、SSによる暴力行為を容認したりはしないだろう。日本の大多数の人は捕鯨賛成であるが、それも、くじらを食べることそのものというよりも、SSのようなテロリスト集団や、欧米各国から干渉されることへの抵抗感が大きいと思う。日本は8000年も前から捕鯨をしてきた。前述の猿の脳みそを食べる中国人、虫を食べる中国人、犬を食べる中国人、おおいに結構。それが彼らの食文化の一部なのだから、それに嫌悪感を感じたとしても、他国が干渉するすじのものではないと思う。multiculturalism(多文化主義)の時代においては、それぞれの食文化が尊重されるべきと考える。日本人はほとんどターキー(七面鳥)を食べないが、決して、日常的にターキーを食べ、サンクスギビングやクリスマスのたびに大量のターキーを捕殺するアメリカを批判したりはしない。


さて、とりあえずここまでが序論。本論は次の記事にて。


つづく

試験提出完了


1月10日から6週間半に渡るcandidacy examがようやく提出の運びとなりました。


厳密にはまだ2週間後の、2時間の口頭試問が残っているので終了はしていないのですが、とりあえず期日に提出を終えてほっとしているところです。


1問につきだいたい35ページ、4問で合計135ページぐらい書きました。最後の1週間はとにかくスランプ状態で、1日10時間ぐらい机に座って2ページしか進まない、とかそんな日もありましたが、ほんと、終わってよかった


 


すっかり昼夜逆転の生活になってしまって、朝の7時に寝て昼間の2時に起きるとか、そんな感じだったので、今日は最後のプリントアウトを終えるために早めに(といっても10時とかだけど)に起きたら、なんか一日気分がすぐれず、胃もたれしているような感じでした。でもお昼に、コロンバスで一番のファストフード店「Five Guys」でハンバーガーとフライを食べたから、本当に胃もたれなのかもしれん。うまかったけど。マックと違って、ここは1個がやや高め(5ドルぐらい)だけど入れる野菜を選べるしソースの種類もいろいろ。いくつかの州に店舗があります。


口頭試問(oral defenseという)の前に、何を聞かれても大丈夫なようにしておかないといけないのだけど、とりあえず3日ぐらいは試験の顔も見たくないので、のんびりしようっと。今日はスイミングに行って、明日はCoachのファクトリーショップに行こうかな〜 Netflix(ネットのレンタルDVD屋。自宅にDVDを送ってくれる。1ヶ月見放題で10ドルぐらい。前はGraboidを使っていたけど、Netflixのほうが種類が多い)でSocial Networkが届いているから、それを見ようかな。


 


春一番

日本では、春一番と呼ばれる、立春から春分の間に南寄りの強い風が、春の到来を告げると言われます。


昨日はコロンバスでは暖かい風が吹き、今日は気温は15度ぐらいまで上がりました。まったく、東京では考えられないほど、コロンバスの冬は日によって気温差があり、気をつけないと体調を崩すことになります。


摂氏-15度の次の日は5度、でその次の日はまた-10度ぐらいまで下がって、その3日後ぐらいには一気に15度とかね。


コロンバスの春は異常に短く、冬が終わるとあっという間に夏になります。


試験中の今は、春が来たからといってぱあーっと遊びに行く気分でもなく、太陽が燦燦と照るとため息が出ます。ああ、雪でも降ってくれれば集中できるのに・・・なんて考えているのは私ぐらいなんだろうな。今日は週末だし、きっとバーもレストランもどこも盛況だろうな。


でも大丈夫。3〜4日後には、予報によればまたマイナス8℃ぐらいまで下がるようです。良かった〜。


 


オハイオ州立大のジム

今日は週に1回のスイミング・デー


大学のジムに泳ぎに行きました。試験中はなかなか体を動かす機会がないので、週1回泳ぐととても気持ちがいい


というわけで、今日は大学のジムの紹介をします。大学の構内にジム施設はいくつかあるのですが、プールがあるのは一番新しい、メインのジム。10年ほど前に出来たらしいです。


これが建物。




前にあるオブジェで、人間は本物です。


ガラス張りでミラーになっていますが、近寄ると中の様子が見えます。


2つの建物が、空中渡り廊下(?)でつながっています。赤いのがそう。



ジムの夜景。



というわけで、規模が日本のジムのイメージとまったく違うのが分かると思います。


プールは地下にあり、水泳用プール4つ+ダイビングプール+サウナ+ジャグジーがあります。サウナは日本のより温度が低く設定されているので、汗が出るのにちょっと時間がかかります。まあ、でも15分ぐらい座っているとダラダラ出てきます。


私のお気に入りは、competition pool。50メートルプールで、オハイオ州立大のスイミングチームが練習に使ったり、競技会を開いたりするプールです。



奥にあるのが、ダイビング用プールです。10メートル、5メートル、3メートルの飛び込み台が見えます。


でっかいOは、オハイオのOです。


深さが3メートルぐらいあって、あまり泳ぎが得意でない人には怖いみたいです。私は最初入ったときはあまりに深くてギョッとしましたが、慣れて平気になりました。普通のプールは混んでるのですが、ここだと人が少なくて、1レーン丸々ぶんどって泳げます。



手前、見えなくなってますが、上に競技会用の電光掲示板がついています。


競泳の飛び込み台にもOがついてるのがかわいい。


アメリカには太った人が多いですが、そういえばものすごいデブが泳いでるのは見たことがないなぁ。水泳をする人はいい具合に筋肉がついて、とってもバランスの取れた体をしてるんだよね。特におにいちゃん達は逆三角形で北島康介みたいなのがウヨウヨしてます。ゴーグルをつけて水中で観察するのもなかなか楽しいです。


 


Freezing rain



Freezing rainって聞いたことありますか?


ランダムハウス英和大辞典によれば、日本語では「氷晶雨」というらしいですが、冬は極寒の地、オハイオの3回目の冬にして初めて体験しました。


簡単に言うと、気温がセ氏0度ぐらいの時、普通に降ってくる雨が地上に達した瞬間に凍るというものです。普通気温が0度ならば雪が降るのですが、暖かい空気と冷たい空気が流れこんだ関係で生じるものです。今日はそのFreezing rainのご紹介です。


木々についた雨も瞬間にして凍り、つらら状になるので、とても不思議で美しい光景になります。



 



 



上の写真はオハイオではありませんが、うちのベランダの手すりもすべてこのように、異常に長いつららがぷらぷらとつら下がっておりました。それをポキポキと折るのがまた、楽しいんだな


で、また30分ぐらいして見に行くと、また同じようにつららがぷらぷら〜。で、また折る。


ただし、ベランダの上がアイススケートリンクのような状態なので、ツルツルになってしまい、気をつけないといけないのですが。



電線もこのとおり。とっても綺麗。


町全体がアイススケートリンクのようになるので、大学の広大な駐車場ではスケート靴を履いて本当にスケートをしている人がいました。


普通の靴だと、5分歩く間に何回も転ぶとか、そんな状態。スノーブーツでも役に立たないしね。


ちょっと困るのは、車も氷のケースに入ったみたいになるので、いざ運転しようと思っても、ガリガリガリガリ、氷をはがさないといけないことです。テレビでやってましたが、車のリアウィンドウに張り付いた氷を削り落とそうとしたところ、勢いあまって、ガラスをバリバリに割ってしまった人も・・・ だいたい、アメリカ人の女性は乱暴な人がいますからね。



車も寒そうです。


オハイオも、2月中旬になって、ようやくたまにマイナスにならない日が出てきました。「今日はあったかいねえ、ああ、35度だもんね(華氏35度はセ氏1〜2℃)」という具合です。私はあまり太陽の光が好きではないので、なんかこう、だんだん春が近づいてくるのを感じると、やや気持ちが鬱々とします。やっぱり冬のほうがいいです。変わってると言われようと、ヴァンパイアと言われようと、暖かい春の日差しよりも、どんより素敵にグレーな空に落ち葉が舞ってたり、わんさか雪が降ってたり、ザーザー雨がロマンチックに降ってるほうが、落ち着きます。


 


Doctoral Candidacy Exam その2

昨日に引き続き、今日もcandidacy examの話題です。


大学や学部に応じて色々な違いがあるcandidacy examですが、だいたい受験する1年前ぐらいから少しずつ準備が始まります。その頃はまだコースワーク(科目履修)があるので日々忙しく、課題に追われていてなかなかじっくり考える暇がないのですが、そうも言っていられません。私のいるプログラム(Foreign and Second Language Eduation)では、だいたいこんなスケジュールになってます。


1年前: Candidacy Examについてどのように準備を進めるのか、その先にある博士論文はどのように進めるのか、という内容についてのセミナー(10週間)を履修。必修科目です。ここで、examを終わったばかりの先輩学生が来て体験談を話してくれたりして、なかなか実践的な内容です。最後は自分のリサーチプロジェクトについて、(それが博士論文であると仮定して)20枚の論文プロポーザルを書くという課題が待ってます。


9ヶ月前: そろそろCandidacy Examの4つのテーマを何にするか決め始めます。アドバイザーと相談しながら決めますが、どの教授も学生の意思を尊重してくれるので、教授に丸投げというわけにはいきません。また、Candidacy Examの4問は、何でもいいわけではなく、ある程度の制約もあります。一問はSecond Language Acquisition(第二言語習得)に関するテーマであること。一問は教育関連のテーマであること。さらに一問はいわゆるマイナーとかcognateと呼ばれる、専門分野であること。そのテーマについては、4科目ほど履修していなければならないので、これまた何でもよいわけではなく、この時期までにある程度の科目履修がされていないと選べないわけです。そして最後の一問は、何でもOK。


ちなみに、私の場合はこの時点で、cognateがQualitative Research Methods(質的研究法)であること、Second Langauge Acquisitionに関するテーマとしては、Language Socialization(これ、日本語ではどう訳されているんだろう?言語習得の社会化?)ということは決まっていましたが、あとの2問についてはまだ未定でした。こちらになんらかの意思があっても、アドバイザーが首を縦に振らない限りは、だめなんだよね。テーマが2転3転する人もいます。ほんと、どのアドバイザーにつくか、によります。


6ヶ月前:この時期までに、Candidacy Exam Committeeのメンバー4人を決めます。1人は当然アドバイザーの教授で、あとは自分のやりたい分野を専門とする教授にお願いをします。といっても、教授のほうも、誰だかよく分からない生徒のcommitteeには入りたくないので、断る場合もありますが。基本的には、今まで交流のあった教授、授業を取ったことのある教授などにお願いをすることになります。私はこの時点で残りの2問のテーマがまだアドバイザーと合意が出来ておらず、やや焦り気味でした。でも、committeeの教授4人は決まっていました。


ここから具体的に試験の準備になります。だいたい、一つのテーマにつき60〜100本ぐらい論文や本を読み、ノートを取り、さらにどのように自分の博士論文につなげていくか、教授と相談しながら、そのテーマをさらに狭く絞りこんでいきます。なんか読んでも読んでも先が見えない感じで、結構辛いときもありました


試験勉強よりも、やはり残り2つのテーマがなかなかアドバイザーと合意が取れないことのほうが辛かったかなあ。教授によっては、examは興味のあることをやればいいよ、博士論文はそのあとで考えればいい。という人もいるのですが、これだと、examが何の役にも立たない上に卒業時期が延びるので、私のアドバイザーは、どうしてもexamと博士論文を直結させたいという方向でした。まあ、今から考えれば有難かったと思います。4問中、3問が、自分の博士論文のテーマに直結しているので、試験後は方向性で迷うことはないと思います。


3ヶ月前:この時期に、4問の試験問題が決まります。実際の問題とまったく同じではありませんが、だいたいこういう感じで、という合意をそれぞれの教授と取るわけです。私もようやくこの頃に、残りの2つのテーマが決まり、自分ではちょっと遅いと思ったので、受験時期を3ヶ月遅らせようかと本気で悩んでいました。でもアドバイザーと副アドバイザーが二人とも、絶対に大丈夫だから予定通りに、2011年の冬に受けなさいと後押しをしてくれたので、じゃあそうすっか、と決めたのでした。


2ヶ月前: それぞれの問題について、どのように答えるか、アウトラインを作ります。作ります、といっても、その前に60本ぐらい論文を読まないと作れないので、どうにか3週間で1つのアウトラインを作るので精一杯です。どうにかこうにか、試験の始まる2週間ぐらい前に、ようやく4問全てのアウトラインが出来上がりました。


試験開始〜: 6週間半の引きこもり生活。試験といっても、一つ一つが卒業論文みたいな質のものです。合計120枚+の論文執筆。来る日も来る日も。夜にしか集中できないため、すっかり昼夜逆転しました。


今日から最終問題4問目に取り掛かります。


1年前には、試験を受けるのは恐ろしいことのように感じていましたが、やってみると、そんなに心配するほどのことではなかった、かな。深夜4時頃、書いているうちに色々な考えがまとまってきたり、クリエイティビティが刺激されて筆が進んだりするときに、やや楽しかったり。


マゾ的な楽しさかもしれないけど


 


Doctoral Candidacy Exam

半年以上も放置してしまいました


季節は夏から秋に、そして冬になりました。コロンバスの冬はマイナス20ぐらいまで下がるので、厳しいのですが、この冬は引きこもり生活なのであまり関係ありません。


ブログをすっかりご無沙汰していた間に何をしていたかというと、アメリカの大学院博士課程の学生は皆、専門分野は違えど受けなければならない、candidacy examという試験に向けて勉強に励んでおりました。


この試験は名称はgeneral exam, qualifying examなどと大学、学部に応じて異なりますが、基本的なコンセプトは同じです。


Ph.D.3年目および4年目の学生が受けるのですが、それまでに学んだことの総合試験です。試験の先にある博士論文の研究の分野に関係あるテーマを4つ選び、その分野の専門の教授4人によって出題がされます。教育学部大学院の場合はtake-home examで、1問がだいたい30〜40枚の論文になります。試験期間は1問につき1週間〜2週間。私の場合は6週間半で4問、合計120枚の論文!を書かないといけないわけです・・・


ただいま、期限まで残すところ10日、で3問目が終わったところであります。


試験勉強も去年の夏からずっと、試験中はGAの仕事もオフにしてもらってクラスも履修せず、ひたすら引きこもって論文執筆の日々なので、集中力を保つのが大変です。日本の友人や家族も気を遣って、日本のおいしい食べ物をたくさん送ってくれたりして、涙が出るほど嬉しく、有難いことこの上ないです


勉強の合間にはついついお菓子に手がのびて、気づいたらものすごい体重増加になっていそうです。でも毎週、1〜2回大学のジムに行って泳いでいるのできっと大丈夫・・・のはず


コロンバスの冬は極寒のため、ちょっと外をウォーキングしてこよう、というわけにいかず、ジム通いが欠かせません。


試験の内容についてはまた後日。


 


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